① 外耳道炎
鼓膜の手前までの外耳に生じる炎症を「外耳炎」といいます。特に不潔な指先のつめや耳かきなどで耳の中を触って傷を作った場合などに皮膚の傷んだ部分から細菌が入り炎症を起こし、耳が痛くなります。悪化すると外耳道部の穴全体に腫れを生じて聞こえが悪くなることもあります。耳たぶはその周囲をひっぱったり、耳の穴を周囲を触ったり顎を動かしたりすると痛みが強くなりこともあります。治療は抗菌薬や痛み止め内服などを行いますが、ひどいときは、耳鼻咽喉科受診で外耳道に圧迫するタンポンを挿入することもできます。この場合、挿入時に痛みがありますが、その後痛みはたいてい軽減していきます。